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十分後。 「まぁ、今日のところはこれ位にしといたるわカミやん」 「ここまでやっといて、まず第一声がそれか!?」 もみくちゃにされた挙句、その顔に『私は性犯罪者です』と落書きされた上条は青髪ピアスに食って掛かった。 「ハッ、何を言うとるねんカミやん。マジックで書いたっても良かったんやで?」 ちなみに何で書いたかというと、 「だからってわざわざ筆と墨汁で書くんじゃねぇ!お前はあれか、書道の時間に何かに目覚めた中学生かー!」 しかもやけに達筆だ。 「どの口でほざくかなぁカミやん!そんなにされて、まだ見せ付けてる時点でカミやんは何されても文句は言えん筈やんか!」 その上条の右手は、今でも姫神の左手をしっかりと握っていた。 余談ではあるが、上条が押さえつけられて落書きされている最中、姫神に離れるように促すクラスメイトはいなかった。後日、クラスメイト(女子)は語る。 「あの時の姫神さん、どこか嬉しそうだったし。そんな事言える雰囲気じゃなかったの」 閑話休題。 青髪ピアスに痛いところを突かれて、上条は言葉を詰まらせた。 事情が事情だけに軽々しく説明する訳にも行かないし、よしんば説明できた所で、クラスメイトがそれを信じるかどうかはまた別の問題だ。 何も言えずに唸っている上条を見て、青髪ピアスは上条の肩に腕を回して耳元でささやく。 (まぁ今の状況でカミやんが右手を離さん理由は何となく判るけど。あれやろ、姫神さんの能力に関係しとるんとちゃうのん?) そう言われ、はっとした表情で青髪ピアスの顔を見返す。 上条当麻は学園都市内では何の能力もない無能力者(レベル0)として認識されているが、それでも月詠小萌や御坂美琴のように、その特性を知っている人間は少数ながら居る。 青髪ピアスもその中の一人だ。 (状況から察するに、感情の昂ぶりによって誘発するようなイヤボーンタイプやね?) 正解は能力を封じていたものを壊してしまったから、です。とは言えない。 (あー、まぁそんな感じだ) (ならしゃーないなぁ) そう言って青髪ピアスは上条から腕を離し、 「よーし、じゃあ後は若い二人に任せよかー?」 「待てやテメェ!今までの流れから言って『ここは協力するで』とか言い出す場面じゃないのかよ!」 「寝言は寝て言うべきやね、カミやん。そんなアツアツっぷりを見せ付けられて絡めるほどボクは人間できてへんわ!」 言いながら青髪ピアスはくるくる回って上条の間合いから離脱し、 「ほらほら皆ー、馬に蹴られる前に退散するでー?」 そのまま教室から出て行ってしまった。その言葉に従ってと言う事ではないだろうが、他のクラスメイトたちも次々に教室から出て行ってしまい、 「…………」 「…………」 後には上条と姫神、二人だけが残されてしまっていた。二人は顔を見合わせて、 「えーと……、どうする?」 「とりあえず。その顔を洗った方が良いと思うけど」 上条の顔に書かれた落書きを消す為に、二人は食堂の手洗い場までやってきた。 校舎の中にはまだ他の生徒が残っていて、それらとすれ違うたびに上条は仮面の、もとい落書きの下の涙をぬぐった。 左手一本で難儀をしたが、それでも墨を洗い落とし、備え付けのタオルで顔を拭こうとした所、 「君。こっち向いて」 姫神に声を掛けられた。その声に従い姫神の方へ顔を向け、 「何だ姫、ぶっ」 「動かないで。拭いてあげるから」 姫神はどこから出したのか、フェイスタオルで上条の顔に付いている水滴を拭き取った。 (何なんですかこのシチュエーションは!?) 年頃の女の子に顔を拭いて貰うと言う、これまたクラスの男子が見たら嫉妬の炎が再燃しそうな状況の中で、上条はこの現状に軽いパニックを起こしていた。 「はい。綺麗になった」 「あ、ああ。ありがとな、姫神」 上条の顔を拭き終わった姫神は、右手だけでフェイスタオルを折り畳みそれをスカートのポケットへと仕舞う。それを見て、 「……姫神さん、ひょっとしてそのタオルはそこから出したのでせう?」 「そうだけど」 (えーとつまりあそこに仕舞っていたモノで俺の顔を拭いた訳であの匂いはつまりいや深く考えるな上条当麻!) 一瞬脳裏をよぎった不埒な幻想を殺し、 「と、ところで姫神。これからインデックスの所へ行って、その十字架の事をどうするか相談しようと思うんだけど」 と、これからどうするかを説明する。と言うより、それしか選択肢は無い。 「それは良いけど」 上条の意見を聞いて、姫神は一度頷いたあと。 「君は。お腹は空かない?」 姫神の問いに、 「あー、そうだなー。家に帰ってから食べようにもこのままじゃ用意できないし、どこかで食べてから行くか」 元よりそのつもりだった事ではある。二人きりで、と言うのは想定外のことだったが。 「ただ、どこで食べるかだよなー」 と言って、上条は周りを見回す。この食堂は土日は開いてないので、ここでは食事は取れない。 「別に。どこでも。ファミレスとか。ファーストフードとか」 「そっか、じゃあとりあえず学校から出るか」
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ピアス (pierce) とは、身体の一部に穴を貫通させ、その穴に通して付ける装身具の総称である。 本来は、「穴を貫通させる」という意味の動詞。ピアシング (piercing) で、「穴を貫通させること」、また場合によってはその穴にピアスを通すことを意味する。体への穴であることを明確に示すときは、ボディ・ピアシング (body pearcing) という。ただし、これらは通常、行為をさし、ピアス(穴に通す装身具そのもの)を簡潔に総称する英語の表現はない。 耳たぶなど外耳に穴を開けてとりつける耳飾りのイヤリング (pierced earrings) が代表的。 歴史 有史以来、古くはタトゥと同様、邪悪なものから身を守る魔除けを目的として用いられていたが、現在まで時代を経るに従いファッション性の意味合いが強くなっている。かつてからギャルがよく付けており、現在では耳へのピアスは一般人にとっても特別なことではなくなっている。また最近ではアイドルやアーティストの影響で、ヘソ、乳首などへのピアスもめずらしくはなくなってきたが、それ以外の部分へのピアスは、まだまだアンダーグラウンド的に受け止められがちな存在である。 耳のピアス 耳へのピアスは、インド、エジプトなどの古代文明に、人類が装飾品で身体を飾る際に耳への装飾も行ったことに始まる。当時の金工技術は高度で、輪状の金属製の耳飾りが一般的であった。この耳飾りは耳に開けた穴に取り付けられ、ピアスの原型となった。 また古代ローマにおいては男性の乳首へのピアスは、マントやケープを身体に留めるための、実用的かつ一般的な装飾であった。 ボディピアス ピアスは耳たぶだけではなく、鼻や臍、舌、乳首や性器などに付けることもある。このようなピアスは、20世紀末ごろからファッションとして行う者が多くなりみられるようになった。これら耳以外へのピアスを、一般的にボディピアスと呼び、また装身具のピアスを着装するために、身体に穴を開けることをボディピアッシングという。厳密にはピアッシングやピアスは、貫通を意味する言葉であり、人体への装飾ピアスはすべて、ボディピアスと呼称されなければならない。 名称 アイブロー - 眉にするピアス。 アウターコンク - 耳の軟骨部のピアッシング。 アームピット - 脇の下のピアッシング。 アンチトラガス - 耳たぶの上側の軟骨にするピアッシング。 イヤーロブ - 耳たぶのピアッシング。 インダストリアル - 耳の軟骨部などで2箇所の穴を1つのバーベルで通すピアッシング。 ヴァーティカル・ニップル - 乳首を縦にあけるピアッシング。 コンク - 耳の穴付近の軟骨にするピアッシング。 サーフェイス・トゥ・サーフェイス - 皮膚表面へのピアッシング。 スクランパー - 上唇の内側で歯茎と結ばれている筋にするピアッシング。 スナッグ - 耳の軟骨部にするピアッシング。 スパイナル - 腰へのピアッシング。 セプタム - 鼻中隔へのピアッシング。 センタータン - 舌の真ん中にするピアッシング。 ダイス - 耳の軟骨ピアッシング。 タン - 舌のピアッシング。 タンウェブ - 舌の裏側にある筋にする口内ピアッシング。 タン・リム - 舌の端にするピアス。 チーク - 頬にするピアッシング。 ナサラング - 鼻の根元を左右に貫通するピアッシング。 ナックル - こぶしの指の間にするピアッシング。 ナベル - ヘソのピアッシング。 ニップル - 乳首を貫通するピアッシング。 ハンドウェブ - 手の指の間にするピアッシング。 マディソン - 喉元の下部にするピアッシング。 マドンナ - 唇まわりにつけぼくろのようなピアッシング。 ラブレット - 口の周辺にするピアッシング。 リップ - 唇周りへのピアッシング。 リンガム - 舌の裏側をえぐるように貫通するピアッシング。 女性性器 アウターラビア - 大陰唇のピアッシング。 イザベラ - クリトリス包皮の上からクリトリス下側を縦に通るピアッシング。 インナーラビア - 小陰唇のピアッシング。 ヴァーティカル・クリトリス - クリトリスを縦に貫通するピアッシング。 ヴァーティカル・クリトリス・フッド - クリトリス包皮を縦にあけるピアッシング。 ギーシュ - 会陰のピアッシング。 クリスティナ - 恥丘にするピアッシング。 クリトリス - クリトリスのピアッシング。 クリトリス・フッド - クリトリス包皮を横に突き抜けるピアッシング。 トライアングル - クリトリス包皮からクリトリス下を貫通するピアッシング。 バーティカル・クリトリスフッド - クリトリス包皮を縦に貫通するピアッシング。 フォルシェ - 会陰部に膣内から入れるピアッシング。 プリンセス アルバティナ - 尿道から膣口へと抜けるピアッシング。 ヒューメン - 膣口のピアッシング。 男性性器 アパトラビア - 亀頭を縦に貫通するピアッシング。 アンパラング - 亀頭を横に貫通するピアッシング。 ドルフィン - ペニスの裏筋から尿道を通り裏筋に出すピアッシング。 ダイドー - 亀頭カリのピアッシング。 ハファダ - 睾丸の包皮にするピアッシング。 ピュビック - ペニス付け根のピアッシング。 フォアスキン - 亀頭包皮のピアッシング。 プリンス・アルバート - 尿道口から亀頭下部付け根へ抜ける。関連:アルバート フレナム - ペニスの裏筋に入れるピアッシング。 メイル・ニップル - 男性乳首のピアッシング。 リバース・プリンス・アルバート - 尿道口から亀頭上部へ抜けるピアッシング。 用語 アイレット - チューブ状のボディピアス。 アメリカンピアス - チェーンやフック形状のピアス。 アンチ・アイブロー - 目の下の頬にするピアッシング。 イヤーホーン - 角型のボディピアス。 インサート・ニードル - 一時的にピアスホールに通すニードル。別名:インサーション, インサーションピン。 エクステンション・ニードル - 拡張器。 オービタル - 1つのピアスで2つの穴をつなぐピアッシング。 カーブドバーベル - 曲がったバーベルピアス。 キャプティブビーズリング - リング状のシャフトでボールを挟み込んで固定するボディピアス。 キャッチ - スタッドピアスの留め具。 拡張器 - ホールのサイズを大きくする道具。 クロウ - 角型のボディピアス。 ゲージ - ボディピアスのシャフトの太さを表す単位。 サージカルステンレス - 一般的に医療用の工具に使用されるステンレス。 シャフト - ホールを通る部分の棒状の部分。 サーキュラーバーベル - リング状のシャフトの両端に2つのネジ式のボールをセットしたボディピアス。 スパイラルバーベル - バーベルのシャフトをくるっとねじったボディピアス。別名:スパイラルスタット、スパイラルリング ストレッチング - ピアスを使い身体の一部を延ばす事。 フレア - 端が広がったホールピアスの一種。片側だけのハーフフレアもある。 フレッシュトンネル - 両側にねじ込み留め金がついたピアス。ホールピアスの一種。 バーベルスタット - 2つのボールをストレートのシャフトで挟んだボディピアス。別名:ストレートバーベル バナナバーベル - 左右のボールサイズが違うカーブドバーベルの一種。 ハンガーバーベル - バーベルスタットにアクセサリーをつけたピアス。 ピアッサー - ピアス穴を開ける人、または器具。 ピアッシングニードル - ピアスを開ける為の道具。 ホールピアス - 筒状のピアスの総称。別名:トンネル, チューブ ボールクローザーリング - リング状のシャフトでボールを挟み固定するボディピアス。 ホットバス - ホールのケア方法。別名:ホットソーク ラブレットスタッド - 片側が平らになっていてるボディピアス。 ルーク - 耳の軟骨部の一部のピアッシング。別名:ロック ロック - 耳の軟骨部の一部のピアッシング。別名:ルーク ピアスについて 日本において、ピアスを通す穴(ピアスホール)を身体に開けるのは医療行為と見なされる為に、医師耳鼻科医または美容形成外科医が多く、口腔内、顎・口唇領域では歯科医師によっても行われる。による施術を頼る人が殆どである。しかし、医療行為を本業とする医師はピアスに関する専門的な知識やデザイン上のノウハウを十分に持ち合わせていない場合が多い。そのような医療機関の多くは、素人が自分で開けるのと何ら変わりないピアスガン(ピアッサー)を使用している。 海外では、ピアスの専門知識を習得し、国によっては政府公認の協会からプロフェッショナルとして認定されたピアッサー(ピアスを開けることを職業としている人)に施術を依頼する場合が多い。彼らはピアッシングスタジオと呼ばれる場所で活動し、技術、衛生面とも最新の方法で安全にピアスホールを開けている。アメリカでは、ウォルマートなどのスーパーマーケットで開けてもらう人も多い。 日本では、ピアッシングスタジオやボディピアス専門ショップはまだまだ珍しい場所であるものの、ピアス知識の無い医師に頼るよりは安心と言えることも少なくない。ただし、アクセサリーショップやネイルサロン、美容室、タトゥショップなどの片隅などで、文字通りただの穴開けのみを請け負う、悪質なピアッシングスタジオもある為、見極めには十分に注意しなければならない。なおタトゥ・刺青とピアッシング技術はまったくの別物であり、片方の技術を身につけたものがもう一方を行う能力を持っているわけではない。 ピアススタジオはたとえどんなに良質な施術であっても不当医療行為であり、医師法に抵触する。2006年10月には不適切な対応を受けた顧客の訴えにより、渋谷区のピアススタジオ経営者が医師法違反などの疑いで逮捕されている。しかし大半の場合はタトゥスタジオ・刺青師と同様、黙認されているのが実情である。 タトゥとは違い、18歳未満の子供がピアスを着ける事は法律上禁止されてはいない。しかし校則で禁止としている学校が殆どで、頭髪・服装検査の一環としてピアスホールをチェックする学校もある。 近年では自分の子供(幼児)にピアスを身に付けさせる保護者ここでは「幼児のピアス装用に寛容」という意味ではなく、幼児をファッショナブルにしたいと考える保護者が、自ら意思決定できない幼児に対して装用するような例を指す。が存在し、児童虐待ではないかと非常に問題視されている。 医療施設でのピアシングは健康保険が適用されない為、個人の自費診療として行われる。 ニードルとピアスガンの違い ピアスホールを開ける手段として、ピアスガンもしくはピアッサー(穴を開ける為の簡易器具、多くは耳たぶ用)を使用する場合が非常に多い。これは雑貨屋やアクセサリー屋、ドラッグストアなどで簡単に購入でき、流通が爆発的に普及している為である。ピアス愛好者達が好んで使用する道具はニードルである。見た目は注射針そのものであるが、実際は注射針よりも太く作られている。またピアッシング専用の特殊ニードルもある。 ピアスガンとニードルの決定的な違いはその鋭さにある。ニードルは医療用ステンレス鋼で作られた刃物であり、良く切れる為に余分な皮膚組織を壊さず、スマートにホールを作ることが出来る。それに対し、市販のピアッサーやピアスガンは先が鋭利でないため、皮膚組織を大きく傷つけ、内部にも大きなダメージを残す結果となりうる。 トラブルと感染症 ピアスホールを開けるということは傷を作ることに他ならない。よって開ける時には万全の注意を払うことが何よりもまず大切といえる。 ピアッサーが使用しているニードルは通常使用に関しては一本一回限りの使い捨てである。 ピアスガンに関しても減菌処理されているものが有る。これも基本的に一回限りの使い捨てである。しかし、幾ら使用器具を清潔にしていても、使いまわしなど使用自体に問題があったり、開けた後のホールを指で不必要に弄るなどすると、トラブルや、B型肝炎、HIVといった重大な感染症を招く恐れがある。 そういった感染症対策の為に一部の業界(農林水産業・医療・食料品を扱う業界などの一部)では職員のピアスが禁止される場合もある。また、つけているピアスの材質が元でのトラブルが起こる時もある。大抵は粗悪な金属素材によるものだが、金属アレルギーなど体質的な原因や、アクリル樹脂など傷が付きやすくそこから雑菌が繁殖しやすい材質のものでもトラブルが起こる可能性がある。 こういったトラブルを未然に防ぐには、人体用ステンレス鋼であるSUS316LVMや純粋なチタン、またはテフロン樹脂やシリコーン樹脂などの生体適合性に優れた材質のピアスを使うことが大切である。また単に「チタン」と表示されているものは表面だけのものが多いので要注意である。 血液の病気など疾患を持つ者や、病気療養中の者、出血しやすく血が止まりにくい体質の者はピアッシングをすることに適さない為、それを行ってはならないとされる。ピアスを通した後も患部が赤く腫れたり痛みがある場合は速やかにピアッサー又は医師の診断を受けることが望ましい。 目次 トップページ アクセサリー スタイル アクセサリー ジュエリー リング 指輪 ピアス イヤリング ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ メンズジュエリー 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや 外部ウィキ アクセサリー ジュエリー リング 指輪 イヤリング ピアス ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや アクセサリー通販ショップ ダイヤモンドのリング・ピアス・ペンダント・ネックレスなら、セール価格のジュエリー通販ショップ 「アクセサリースタイル」 リング 指輪 イヤリング ピアス ペンダント ネックレス ダイヤモンド 誕生石 メンズジュエリー 加藤夏希 me. 平山あや with me. メンズジュエリー L&Co 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア 引用元サイト このページの情報の一部は、wikipedia 2008/07/22 から引用しています。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2667.html
想いのかたち とある週末のある日、1日の授業が終わり明日から休み、そして補習の連絡も受けていない上条当麻は1人小さな幸せを感じていた。「カミやん~」上条当麻に話しかけたのは、友人の青髪ピアス(本名不詳)だった。「なんだ青髪か、どうしたんだ?」「あのなー、カミやんとよく一緒にいる常盤台の女の子ってカミやんの彼女なんか?」「御坂のことか? アイツは彼女って訳じゃ……」「だったら、あの子ボクに紹介してーな」「はあ? 何言ってんだお前」なんで俺がわざわざ知り合いに変態を紹介せんといかんのだ? 上条はしらけた目線で返した。「ボク、あの子のこと好きになってしもて……」突然のカミングアウトに上条は驚きを隠せなかった。それと同時に自分の心にモヤモヤとした何かが引っかかった。しかし上条はそれが何か分からなかった。「何考えてんだお前、相手は常盤台のお嬢様だぞ?」全然お嬢様っぽくないけどな、と思いながら上条はあまりの馬鹿馬鹿しさに頭を抱えた。「身分やレベルの差なんて関係ないねん、ボクは愛に生きるんや! 一生に一度のお願いやカミやん、ボクにあの子を紹介して!」青髪ピアスの目は真剣だった。一生に一度の願いなんてロクなもんじゃないが、友人にそこまで言われたら上条も断ることは出来ない。「はぁ……、分かったよ御坂に連絡してやるから」「カミやん恩に着るで!」そんなこんなで自宅に戻った上条は美琴に電話することにした。「御坂か? 明日暇か? 暇なら明日会って欲しい人がいるんだが……」『会って欲しい人って誰よ?』「嫌なら断ってくれても構わないんだけど……」『何よそれ』「断ってくれたほうが上条さんとしてはありがたいんですが」『アンタの知り合いに会うだけでしょ? 問題ないわよ』「そうか……、じゃあ明日13時にいつもの自販機前に集合な」『アンタが誘ったんだから遅れたら承知しないわよ』美琴との電話を終えた上条は、青髪ピアスに電話をしようとしたが青髪ピアスの声が聞きたくなかったので、『明日13時、公園の自販機前集合』と、簡単にメールを送った。翌日 12時00分上条当麻は早くから青髪ピアスに呼び出され、すでに待ち合わせ場所の自販機の前に来ていた。「まだ1時間前じゃねーか」「カミやん、女の子より早く来るってのは男の常識やでー」そう言うものなのか? と青髪ピアスに男の常識を説かれた上条は何か悔しい気持ちになった。「早く来ないかなー、御坂ちゃん」いきなり『ちゃん』付けかよ……青髪ピアスの言葉に上条はわずかな憎しみを覚えた。12時30分「早いのねー、もう来てるなんて」「おう、悪いなわざわざ呼び出して……」「別にいいわよ……、そっちの人が私に会わせたい人なの?」「ああ」「ボク、カミやんの友達の青髪ピアスって言いますー、よろしくお願いしますー」「御坂美琴です」普段見せないような営業スマイルで青髪ピアスに答えた。その顔を見た上条は、胸がきゅっと締め付けられるような気分になった。(俺にはそんな笑顔見せたこと無いのに……って何考えてんだ俺?)「御坂ちゃん覚えてないかなー? この間スキルアウトに絡まれてたボクを助けてくれたんやけど……」「ああ、あの時の……」きっかけは些細なことだった、不良に絡まれていた男を女が助ける。王道的な男女のフラグの建て方だった。普通は男女逆だろうけど。「お互い自己紹介も済んだところで、更に親睦を深めるためにとりあえず喫茶店でも行こかー」「そうだなー」と、上条が答えたその時上条の携帯が鳴り出した。『上条ちゃんですか?』「小萌先生、どうしたんですか?」『今日補習があるから来るようにーって青髪ちゃんに伝言をお願いしたはずなんですが』「聞いてないですよ?」『むー、やっぱり忘れられてたのですー』「……俺と青髪が行けばいいんですか?」『いえ、上条ちゃんだけですー』「今、青髪を1人にするわけには……」『一緒にいたんですか? まったく困った子ですねー、青髪ちゃんは明日怒っておきますー、それじゃ上条ちゃん早く来て下さいねー』そう言って小萌は電話を切った。2人を残して補習か……、その悩みが胸をきりきりと苦しめる。 「……不幸だ」「どうしたんやカミやん?」「補習の呼び出し……」「あああああ、ボクとしたことが小萌センセーの伝言を忘れてたー! ごめんなカミやん」「……悪い、行ってくる」上条の心にはもやのように不安が広がっているが、補習をサボるわけにもいかない。「ちょ、ちょっと!」突然の補習に美琴はなんともいえず悲しそうな顔をした。美琴にしてみれば上条と会えるからここに来たようなものだ。「小萌センセーによろしく言うといてなー」青髪ピアスは美琴と2人きりになれると満面の笑顔で見送った。「あははー、残されたねー。さすがに2人で喫茶店入るのは気まずいしねー」「ええ、そうですね」美琴もどうしていいか分からず、やはり営業スマイルを続けていた。今までニコニコ笑っていた青髪の顔が急にまじめになった。「君、カミやんのこと好きなんやろ?」「えええ? 誰がアイツのことなんか!」突然の青髪の発言に美琴は顔を真っ赤にして否定した。「隠さんでもええでー、カミやんへの態度見てたら分かるさかい」全てお見通しと青髪は優しく声をかける。「……」美琴は恥ずかしさのあまり声が出なかった。「なんで告白せーへんの?」「……」美琴は真っ赤になって俯いている。こんな仕草を見せられたら普通の男なら可愛すぎて悶え死んでしまう。しかし青髪は普通の男とは違う変態紳士である、謎の耐性が彼には存在していたのだ。上条も似たような耐性は持っているが、まったくの別物である。真剣な表情のまま更に質問を続けた。「振られるのが怖いんか?」その言葉に美琴は小さく頷いた。その様子を見てやっと本音を出したかと、ほっと息をついた。「やっぱり御坂ちゃんも女の子なんやなー。でもな、ちょっとでも可能性があるなら告白するべきやで?」「でも……、アイツは私のことなんて見てないから」「そうか? カミやんの態度見てたらまんざらでも無さそうやで」「それってどういう意味ですか?」「ボクが君の事紹介してって言ったとき、めちゃめちゃ嫌な顔してん」「え?」「まあボクが変わり者すぎて知り合いに紹介するのが嫌やっただけかもしれんけどな」「はあ……」美琴は青髪の話にどう答えていいか分からず、ただ相槌を打つだけだった。「ボクな、実は会う前から知っててん、君がカミやんのこと好きってこと。それでな、ちっとも2人の関係がちっとも進まんからイライラしてもうてな、本当は友達のカミやんをたきつけたほうが早いんやろうけど……」「……どうして私を?」「ボクも君と1回話してみたかってん、あの時助けられて君の事が好きやったって言った方が分かりやすいかな」青髪の突然の告白、美琴は驚きの表情を見せた。そして少し考えた後、美琴の返事は―――「ごめんなさい……」当然NOだった。気まずそうに青髪ピアスの顔を見る。「気にせんでええよ、ボクが勝手に好きになって、勝手に振られて、勝手に諦めただけや」青髪は答えた。満足らしく笑みを漏らしているのがわかる。どうしてそんなに笑顔でいられるの? と美琴は不思議に思った。「不思議に思ってるやろ? でもボクは満足してるんや、君の気持ちを前から知ってたって言っても、実際に確認するまではボクの考えが間違ってたかもしれんし、ちょっとでも可能性があるなら告白するべきやと思ってさ。だからボクは後悔してないで、ボクのやりたいようにやっただけやから」 好きな子に振られて後悔しない人間はいないだろう、だが好きな子に告白出来ずに諦める後悔とは違う。「カミやんはモテるからなー。いくら鈍感や言うても、早く自分の物にせんと誰かに取られるで?」そう、鈍感なアイツの周りにはいつも沢山の女の子がいる。その中から私を選んでくれるなんて思えない。アイツが私を選んでくれるためには、私から動くしかない。「もう君は想いをかたちにする方法を知ってるはずやで」美琴はその言葉に胸が熱くなって、思わず涙が出てきそうになった。「……はい」いつの間にか胸からはモヤモヤした雲が消えている。ただ何かを決意して、今までの相槌とは違う深い返事をした。「カミやんの補習はもうすぐ終わるはずやから……、がんばりや!」「ありがとうございます」美琴は最初に見せた営業スマイルとはまったく別の笑顔で答えた。そう言って去っていく美琴を青髪は肩の荷が下りたようにほっとした。「小萌センセーには後でお礼言わんとあかんなー」伝言を忘れてしまったことで小萌に怒られるのだが、それは青髪にとってはご褒美である。青髪は美琴と2人っきりで話せる機会を結果的に作ってくれた小萌に感謝した。その結果自分は振られてしまったが、友人のため、そして好きな女の子の幸せのために動けたことは満足していた。「さて、明日からいろいろと面白くなりそうやでー」そして月曜日「カミやん~」上条当麻に話しかけたのは、友人の土御門元春だった。「なんだ土御門か、どうしたんだ?」「カミやんとよく一緒にいる常盤台の女の子ってカミやんの彼女かにゃー?」「ああ、そうだよ」土御門の右ストレートを開始のゴングとして『上条当麻尋問会議』が開かれた。議題は『カミやんへの罰』という理不尽なものだった。
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ピンポンパンポーン(上がり調子) 葵「これで午前の部は終了しお昼休憩に入ります。 なお、午後の部は今から一時間後の1時40分からです。」 … グラウンドの一角、白組陣地… 土御門「やっほ~土御門さんの凱旋ですたい」 青髪ピアス「お、おかえり~なんや大変やったなぁ?」 土御門「いやぁどついてもどついても立ち上がるからなかなかしんどかったぜい。 もぉー土御門さんはバテバテですよ?」 当麻「……」 青髪ピアス「ん、どないしたんやカミやん?そない無口になって?」 当麻「ええーっとですね?なんか知らないけど家の馬鹿シスターが朝張り切っていたのですよ?」 青髪ピアス「へぇそりゃまたなんでや?」 当麻「知らないけどね?その張り切っていた場所が…キッチンなのですよ?」 土御門「お、インデックス自ら弁当づくりかにゃー?いいですなー」 当麻「なに言ってやがる!アイツは電子レンジに猫を入れかねない馬鹿だぞ!?実際アルミホイルとか卵入れてたし!」 土御門「なるほどにゃーそりゃ寮が心配だ」 青髪ピアス「はっはっはっ、ん?…お、小萌センセや!小萌センセ~!その抱えた二つのちっさいお弁当箱はなに~?まさかこのボクに~?」 たったったっ…ドカン! 当麻「え、何?ナニが起こったの今ぁ!?」 土御門「ん?んんん?あそこに見える重箱もったエロ衣装は神裂ねーちん!」 神裂「誰がエロ衣装ですかっ!」 ズバン! 土御門「神裂ねーちん容赦なさすぎですたいぃ~(ふぇーどあうと)」 きらーん 当麻「あいつはマンガか…んでなんなんだ?小萌先生は教員席で食うんじゃないのか?神裂も紅組だろ?」 小萌「い、いいのですよー!生徒とのふれあいは大切なのです!」 神裂「わ、私は多く作ったのでインデックスと食べに…」 小萌「わ、私も作りすぎたので…」 姫神「…私も手伝った」 当麻「うわっ!お前いつからいた!?」 姫神「酷い…あのときあの場所であんなに熱い言葉をかけてくれた人とは思えない…しくしく」 当麻「どこで覚えたその言い回し、てか自分でしくしくっ言うなぁ!」 美琴「ちょっとそこのアンタ!アンタいつもろくなもの食ってないだろうから私が横で豪華なお弁当を食べてやるわ!横目で見て羨ましがりなさい!まぁ多く作り過ぎたから別に食べきれない分は食べてもいいけど!」 当麻「…スマン早すぎて聞き取れん」 美琴「~~っ!」 白井「素直に言えばよろしいと思うんですの…まぁできないところがお姉さまらしいのですけれど…」 当麻「?ってはっ!」 ゆらぁーり インデックス「当麻~予想はしていたけどこれはどういうことなんだよー?」 当麻「うわぁぁ!ヤメテ!当麻さんの髪の毛の未来を憂うなら頭噛むのはヤメテー!」 がぶり 当麻「ぎゃーー!」 舞香「おやー?なんか楽しそうだなー? 弁当、実習で作ったけど家のお兄ちゃんいないから食べちゃうか?上条当麻も一緒に食うかー?」 当麻「お願いだからこれ以上ややこしくしないでぇぇーーー!」 CAST とある魔術の禁書目録 土御門元春 青髪ピアス 上条当麻 神裂火織 月詠小萌 姫神秋沙 御坂美琴 白井黒子 インデックス 土御門舞香
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十分後。 「まぁ、今日のところはこれ位にしといたるわカミやん」 「ここまでやっといて、まず第一声がそれか!?」 もみくちゃにされた挙句、その顔に『私は性犯罪者です』と落書きされた上条は青髪ピアスに食って掛かった。 「ハッ、何を言うとるねんカミやん。マジックで書いたっても良かったんやで?」 ちなみに何で書いたかというと、 「だからってわざわざ筆と墨汁で書くんじゃねぇ!お前はあれか、書道の時間に何かに目覚めた中学生かー!」 しかもやけに達筆だ。 「どの口でほざくかなぁカミやん!そんなにされて、まだ見せ付けてる時点でカミやんは何されても文句は言えん筈やんか!」 その上条の右手は、今でも姫神の左手をしっかりと握っていた。 余談ではあるが、上条が押さえつけられて落書きされている最中、姫神に離れるように促すクラスメイトはいなかった。後日、クラスメイト(女子)は語る。 「あの時の姫神さん、どこか嬉しそうだったし。そんな事言える雰囲気じゃなかったの」 閑話休題。 青髪ピアスに痛いところを突かれて、上条は言葉を詰まらせた。 事情が事情だけに軽々しく説明する訳にも行かないし、よしんば説明できた所で、クラスメイトがそれを信じるかどうかはまた別の問題だ。 何も言えずに唸っている上条を見て、青髪ピアスは上条の肩に腕を回して耳元でささやく。 (まぁ今の状況でカミやんが右手を離さん理由は何となく判るけど。あれやろ、姫神さんの能力に関係しとるんとちゃうのん?) そう言われ、はっとした表情で青髪ピアスの顔を見返す。 上条当麻は学園都市内では何の能力もない無能力者(レベル0)として認識されているが、 それでも月詠小萌や御坂美琴のように、その特性を知っている人間は少数ながら居る。 青髪ピアスもその中の一人だ。 (状況から察するに、感情の昂ぶりによって誘発するようなイヤボーンタイプやね?) 正解は能力を封じていたものを壊してしまったから、です。とは言えない。 (あー、まぁそんな感じだ) (ならしゃーないなぁ) そう言って青髪ピアスは上条から腕を離し、 「よーし、じゃあ後は若い二人に任せよかー?」 「待てやテメェ!今までの流れから言って『ここは協力するで』とか言い出す場面じゃないのかよ!」 「寝言は寝て言うべきやね、カミやん。そんなアツアツっぷりを見せ付けられて絡めるほどボクは人間できてへんわ!」 言いながら青髪ピアスはくるくる回って上条の間合いから離脱し、 「ほらほら皆ー、馬に蹴られる前に退散するでー?」 そのまま教室から出て行ってしまった。その言葉に従ってと言う事ではないだろうが、他のクラスメイトたちも次々に教室から出て行ってしまい、 「…………」 「…………」 後には上条と姫神、二人だけが残されてしまっていた。二人は顔を見合わせて、 「えーと……、どうする?」 「とりあえず。その顔を洗った方が良いと思うけど」 上条の顔に書かれた落書きを消す為に、二人は食堂の手洗い場までやってきた。 校舎の中にはまだ他の生徒が残っていて、それらとすれ違うたびに上条は仮面の、もとい落書きの下の涙をぬぐった。 左手一本で難儀をしたが、それでも墨を洗い落とし、備え付けのタオルで顔を拭こうとした所、 「君。こっち向いて」 姫神に声を掛けられた。その声に従い姫神の方へ顔を向け、 「何だ姫、ぶっ」 「動かないで。拭いてあげるから」 姫神はどこから出したのか、フェイスタオルで上条の顔に付いている水滴を拭き取った。 (何なんですかこのシチュエーションは!?) 年頃の女の子に顔を拭いて貰うと言う、これまたクラスの男子が見たら嫉妬の炎が再燃しそうな状況の中で、上条はこの現状に軽いパニックを起こしていた。 「はい。綺麗になった」 「あ、ああ。ありがとな、姫神」 上条の顔を拭き終わった姫神は、右手だけでフェイスタオルを折り畳みそれをスカートのポケットへと仕舞う。それを見て、 「……姫神さん、ひょっとしてそのタオルはそこから出したのでせう?」 「そうだけど」 (えーとつまりあそこに仕舞っていたモノで俺の顔を拭いた訳であの匂いはつまりいや深く考えるな上条当麻!) 一瞬脳裏をよぎった不埒な幻想を殺し、 「と、ところで姫神。これからインデックスの所へ行って、その十字架の事をどうするか相談しようと思うんだけど」 と、これからどうするかを説明する。と言うより、それしか選択肢は無い。 「それは良いけど」 上条の意見を聞いて、姫神は一度頷いたあと。 「君は。お腹は空かない?」 姫神の問いに、 「あー、そうだなー。家に帰ってから食べようにもこのままじゃ用意できないし、どこかで食べてから行くか」 元よりそのつもりだった事ではある。二人きりで、と言うのは想定外のことだったが。 「ただ、どこで食べるかだよなー」 と言って、上条は周りを見回す。この食堂は土日は開いてないので、ここでは食事は取れない。 「別に。どこでも。ファミレスとか。ファーストフードとか」 「そっか、じゃあとりあえず学校から出るか」
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「廃盤だからと聞くまで買わなかったものは、廃盤になるからと聞いて買っても使わない。これ真理 」 「目は二つ 頬も二つで口は一つ」 「買うか悩む理由が金額なら買え。そうじゃないなら買うな」 「欲しいと思う物を買うな。必要な物だけ買え」大カトー、古代ローマの政治家 (※名言サイトによくある「フランスの哲学者」は間違っていると思う)
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Date 2006/05/13(Sat) Author SS1-198 十分後。 「まぁ、今日のところはこれ位にしといたるわカミやん」 「ここまでやっといて、まず第一声がそれか!?」 もみくちゃにされた挙句、その顔に『私は性犯罪者です』と落書きされた上条は青髪ピアスに食って掛かった。 「ハッ、何を言うとるねんカミやん。マジックで書いたっても良かったんやで?」 ちなみに何で書いたかというと、 「だからってわざわざ筆と墨汁で書くんじゃねぇ!お前はあれか、書道の時間に何かに目覚めた中学生かー!」 しかもやけに達筆だ。 「どの口でほざくかなぁカミやん!そんなにされて、まだ見せ付けてる時点でカミやんは何されても文句は言えん筈やんか!」 その上条の右手は、今でも姫神の左手をしっかりと握っていた。 余談ではあるが、上条が押さえつけられて落書きされている最中、姫神に離れるように促すクラスメイトはいなかった。後日、クラスメイト(女子)は語る。 「あの時の姫神さん、どこか嬉しそうだったし。そんな事言える雰囲気じゃなかったの」 閑話休題。 青髪ピアスに痛いところを突かれて、上条は言葉を詰まらせた。 事情が事情だけに軽々しく説明する訳にも行かないし、よしんば説明できた所で、クラスメイトがそれを信じるかどうかはまた別の問題だ。 何も言えずに唸っている上条を見て、青髪ピアスは上条の肩に腕を回して耳元でささやく。 (まぁ今の状況でカミやんが右手を離さん理由は何となく判るけど。あれやろ、姫神さんの能力に関係しとるんとちゃうのん?) そう言われ、はっとした表情で青髪ピアスの顔を見返す。 上条当麻は学園都市内では何の能力もない無能力者(レベル0)として認識されているが、それでも月詠小萌や御坂美琴のように、その特性を知っている人間は少数ながら居る。 青髪ピアスもその中の一人だ。 (状況から察するに、感情の昂ぶりによって誘発するようなイヤボーンタイプやね?) 正解は能力を封じていたものを壊してしまったから、です。とは言えない。 (あー、まぁそんな感じだ) (ならしゃーないなぁ) そう言って青髪ピアスは上条から腕を離し、 「よーし、じゃあ後は若い二人に任せよかー?」 「待てやテメェ!今までの流れから言って『ここは協力するで』とか言い出す場面じゃないのかよ!」 「寝言は寝て言うべきやね、カミやん。そんなアツアツっぷりを見せ付けられて絡めるほどボクは人間できてへんわ!」 言いながら青髪ピアスはくるくる回って上条の間合いから離脱し、 「ほらほら皆ー、馬に蹴られる前に退散するでー?」 そのまま教室から出て行ってしまった。その言葉に従ってと言う事ではないだろうが、他のクラスメイトたちも次々に教室から出て行ってしまい、 「…………」 「…………」 後には上条と姫神、二人だけが残されてしまっていた。二人は顔を見合わせて、 「えーと……、どうする?」 「とりあえず。その顔を洗った方が良いと思うけど」 上条の顔に書かれた落書きを消す為に、二人は食堂の手洗い場までやってきた。 校舎の中にはまだ他の生徒が残っていて、それらとすれ違うたびに上条は仮面の、もとい落書きの下の涙をぬぐった。 左手一本で難儀をしたが、それでも墨を洗い落とし、備え付けのタオルで顔を拭こうとした所、 「君。こっち向いて」 姫神に声を掛けられた。その声に従い姫神の方へ顔を向け、 「何だ姫、ぶっ」 「動かないで。拭いてあげるから」 姫神はどこから出したのか、フェイスタオルで上条の顔に付いている水滴を拭き取った。 (何なんですかこのシチュエーションは!?) 年頃の女の子に顔を拭いて貰うと言う、これまたクラスの男子が見たら嫉妬の炎が再燃しそうな状況の中で、上条はこの現状に軽いパニックを起こしていた。 「はい。綺麗になった」 「あ、ああ。ありがとな、姫神」 上条の顔を拭き終わった姫神は、右手だけでフェイスタオルを折り畳みそれをスカートのポケットへと仕舞う。それを見て、 「……姫神さん、ひょっとしてそのタオルはそこから出したのでせう?」 「そうだけど」 (えーとつまりあそこに仕舞っていたモノで俺の顔を拭いた訳であの匂いはつまりいや深く考えるな上条当麻!) 一瞬脳裏をよぎった不埒な幻想を殺し、 「と、ところで姫神。これからインデックスの所へ行って、その十字架の事をどうするか相談しようと思うんだけど」 と、これからどうするかを説明する。と言うより、それしか選択肢は無い。 「それは良いけど」 上条の意見を聞いて、姫神は一度頷いたあと。 「君は。お腹は空かない?」 姫神の問いに、 「あー、そうだなー。家に帰ってから食べようにもこのままじゃ用意できないし、どこかで食べてから行くか」 元よりそのつもりだった事ではある。二人きりで、と言うのは想定外のことだったが。 「ただ、どこで食べるかだよなー」 と言って、上条は周りを見回す。この食堂は土日は開いてないので、ここでは食事は取れない。 「別に。どこでも。ファミレスとか。ファーストフードとか」 「そっか、じゃあとりあえず学校から出るか」
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「なんちゅーんかね、こういうの」 青く染まった髪をボサボサと掻き乱しながら、その少年は呟いた。 その少年の名前は―――――生憎ながらこちらでは存じることはないのだが。 名称不明。 無論のこと、『書き手』と呼ばれる人々のように記憶が抹消された訳ではない。 誰も彼の名前を呼ばないからだ。 さながらあの普通の少年、『キョン』の扱いのように。 故に―――と言うのも少々おかしいながらもここでは敢えて『青髪ピアス』という名簿上の表記で徹底していこうと思う。 ともあれ、彼がぼやく理由は何もこの扱いについてではない。 そんな些細なことは彼は常日頃当たり前のように甘受していたのだからさして癪に障るなんてことは(多分)なかろう。 そうではない。 彼がぼやく理由は別にある。 「まーさかこんな展開になるとはボクをもってしても知りえなかったなぁ」 彼の能力――――過負荷(マイナス)、負能力(マイナス)。 《平衡戦場(アナザーシャフト)》をもってすらも見通せなかった現実―――未来。 さて、そんなところでお勉強の時間だ。 彼、便宜上の青髪ピアスと言う少年は本来であるならば負能力なんて身につけてないと思われるだろう。 けれど違う、違った。 上条当麻と言う登場人物を《主人公(ヒーロー)》とするところの物語では登場しなかっただけであり。 キャラ付けが曖昧な良き親友と言う立場にあるが為にこの負能力は登場の機会を失っているだけだ。 いやもしくは、はなからその世界彼にはそのような過負荷は無かったともいえるかもしれないが。 だが。 この世界の彼。 この並行世界(パラレルワールド)内の彼に置いては負能力を持っている。 次いで、隠すと言う方法も取ることはなかった。 球磨川禊という一つの《過負荷》と、上条当麻という《過負荷》が交差して始まった物語に置いては。 負能力―――いわば過負荷。 《平衡戦場》とは簡潔に言うのであれば、平行世界を掌握し、現実世界へと反映させるもの。 平行世界を掌握。 たとえば、上条当麻と球磨川禊が遭うことの無い世界のことも知っている。 たとえば、上条当麻と一方通行が戦うことが無い世界のことも知っている。 たとえば、上条当麻と御坂美琴は争うことも無い世界のことも知っている。 たとえば、上条当麻が禁書目録と交ることの無い世界のことも知っている。 たとえば、上条当麻が記憶喪失に陥ることが無い世界のことも知っている。 つまるところ、彼は神の様な千里眼と言うにも表現不足な、ありとあらゆる事情も知れる。 なにせこの世界と類似する世界を見つけ出し観察するだけでいいのだ。 現実世界に反映。 たとえば、一方通行の《一方通行》を借りて力を反ることだって。 たとえば、垣根帝督の《未元物質》を借りて物を創ることだって。 たとえば、御坂美琴の《超電磁砲》を借りて雷を放つことだって。 たとえば、麦野沈利の《原子崩し》を借りて壁を生むことだって。 たとえば、心理掌握の《心理掌握》を借りて心を操ることだって。 つまるところ、彼は悪魔の様な徴税と言うにも表現不足な、ありとあらゆる事柄を真似る。 なにせこの世界と並行する世界を見つけ出し租借するだけでいいのだ。 応用例題。 言ってしまえば何でも出来る訳で。 女の子からもてたいから、世界を見てもててる奴の行動を真似して特定の女の子の好感度を上げることだって可能だ。 あんな強い武器が欲しいなと思えば、違う世界から同じ武器を盗みだせばいい。 こんな世界は嫌だから滅びてしまえと願うのであれば、滅んだ世界をこちらに移しかえればいい。 ただ、それだけの単純な話なのである。 というわけでお勉強はお開きとして。 今の世界、 今の青髪ピアスの行動を見ていこうと思う。 「………しっかしどうしてこうなったんやろうかねぇ………?」 そんなわけで。 あらまチートな《平衡戦場》を以てしても見抜き、回避する術などなかった現実。 「まーさか、球磨川さんのおる世界に限ってこんなことになるとはねー」 彼、青髪ピアスにとっての常識に置いて。 球磨川禊と言う人物は一人しかいない。 どんな世界に定めたところで、彼はどこにもいない。 故に予想不可能。 故に歯止不可能。 そして、《大嘘憑き》という負能力―――過負荷を借りることは出来なかった訳だ。 なのに。 「どーしてこう上手くいかんのやろうなぁ」 自嘲するかのように笑い、名簿に再度がんつける。 ここに球磨川禊と言う人物がいる。 それはどういう意味なのか。 これがもし、先ほどまで。 この計画が始まる前までにいた世界にいた球磨川禊ならまだわかる。そして手間が省ける。 だがもしも。 ――――違う世界にいた球磨川禊ならば―――? 可能性はない。零である。 といいたくても言えないのが現実。 ここで敢えて言うのであれば、 球磨川禊の存在。 上条当麻の狂乱。 この時点で、本来の物語から見てかなりアウトに近い。 生来正義の味方として決めつけられている彼の性格からして、狂う事態がまずおかしいのだから。 それでいて。加えこのバトルロワイアル。 タイミングが悪いと言うよりも、運が悪いと言うよりも。 ただ単純に、元から何かがおかしい。 そう思わせる何かがある。 イレギュラーもイレギュラー。 だからこそ、ふと、思う。 「球磨川さんがもし………世界に複数いるんやったら………?」 いるんやったら、ボクは今までなにをしてたん? そんな風に、青髪ピアスは言うのであった。 ◆ その少年と、その少女は顔見知り―――仲間である。 一方は着物を着ていて。 一方はチャイナ服を着用し。 まあ、簡単に言えば。 志村新八と、神楽。 「万事屋銀ちゃん」で働く二人で間違いない。 「――――――。 ――――――!」 「―――――――! ――――!!」 というわけで、なにやら言い争っているようだ。 普段の彼らは悪戯で物理的な攻撃をしていても、本来であれば仲違いはそうはしない。 けれど。 今はしている。 どうしてなのか。 理由は簡単だ。 故にわざわざこちらで言い直す必要も感じなければ、 では、そんな彼らの話を聞いてみようと思う。 ◆ 「神楽ちゃん? さっきから何言ってるの!?」 「それはこっちの台詞アル!」 ということで何のやら。 新八と神楽は絶賛喧嘩中。 「坂田銀時ってあの金さんを傷つけた人だよ!? こう言う時に言うのも何だけど………許せる存在ではないでしょ!」 「思えは何時まで経っても新八アルな、とうとう眼鏡までへし折れたアルか。大体金さんって誰ヨ」 言った具合で。 話の渦中にいるのは「万事屋銀ちゃん」のリーダーであるところの坂田銀時である。 時系列の違い。 簡単に言うと、本当に簡単に言うとそれが彼らを狂わせる。 情報の違い。 有する情報の違いが、彼らの脳内で誤差、錯覚を起させた。 なにせ四十巻分。 出会いから別れまで。 その全ての情報に差異があるのだから――――仕方がない。 「か、神楽ちゃん本当に大丈夫? 金さんだよ、金さん。『万事屋金ちゃん』の坂田金時」 「………ダメガネこそどうしたアルか。銀ちゃんヨ、銀ちゃん。『万事屋銀ちゃん』の坂田銀時」 ちなみにだが、勿論この場合おかしいのは志村新八、その人である。 坂田金時の魔の手にかかり、精神攻撃を食らい本来の歴史を思い出せずに、仮初の歴史に支配されている。 要するにここにいる誰が悪いとかではなくて、坂田金時という人形が悪いのだ―――恐らく。 「じゃあ聞くよ、神楽ちゃん。以前九兵衛さんのお誕生日会にいったよね? 覚えてる?」 生憎サ○エさん方式の取れなかった去る日のこと。 志村新八はじめ愉快な仲間御一行は、柳生家次期当主、柳生九兵衛の誕生日に招待された。 その時の話題を持ち上げる。 「勿論アル、それがどうしたアルか」 勿論のこと、神楽もそれに出席し(及びテントを張っ)ており、その話題について遅れを取ることはない。 それを見て、新八は続いて質問をぶつける。 「その時にさ、有名人が来ててさ何かよく分からないけどさ、最後までいた人なんだ――――それは誰でしょう」 「ダメガネこんな時にクイズだなんてナンセンスアル、答えは小栗旬之助アル」 正解である。 それを聞いて、新八はもう一度質問。 「じゃあその時に………ジャパニカ学習帳を持ってきたのは?」 「銀ちゃんアル」 正解―――なのだけど。 新八の中では、正解は違う。 だからこそ、彼は。 「…………はあ」 「…………ふう」 溜息を吐かざる負えなかった。 そんな新八のよく分からない状況を見て、神楽も一息。 両者共々一息を吐く。 見た感じ、というよりもその『坂田金時』と『坂田銀時』のこと以外ではエピソードが一致している。 『だからこそ、こいつは偽物なんだ』 その結論を下せない。 下すのを躊躇う、そんな時間を刻一刻と過ごす二人。 「…………」 「…………」 気まずい沈黙が続く。 普段だったら、ありそうでない沈黙。 いつだって騒がしかった。 どんなときだって遊んでいた。 いかなるときだってはしゃいでいた。 楽しいひと時を過ごせていたのに。 こんな時だって、いち早く再会を果たすことが出来たのに。 どうして、こんな風になっているのだろう。 二人は。 同じことを考えだす。 「…………」 「…………」 けれど、二人は自分の考えを曲げようとはしない。 曲げたら、それこそ後腐れがある。 彼らは決して頭が良いとは言えないけれど、そんなことは重々承知していた。 「…………」 「…………」 だから。 沈黙は流れる。 喋りたくても、話しかけがたい。 話したくても、喋りかけづらい。 そんな中に一つの声。 「なんやなんや、せっかく人見つけたっつーのに暗いのは勘弁やでー」 平行世界を知るもの。 青髪ピアス――――その人であった。 ◆ なーんや、時系列の違いっちゅー奴か。 話を聞いてみて、そして彼らの平行世界を見て、青髪ピアスは結論付ける。 決して交じりあわない世界が干渉を経て、一つになった。 故に起こるいざこざに彼らは翻弄されているだけなんだ、と。 けれど、彼はそれを言うことはしない。 理由と言う理由は特にないけれど、強いて言うなら説明したところで信じることができないだろう。 なにせ、いきなり「君と貴方は済んでる世界が違う」と言われたところで信じることなどできやしない。 よっぽど「君と貴方はこの殺し合いに参加させられて疲れているんだよ」と言われた方が得心がいく。 ならば、黙っておいて混乱を防ぐのも、また一興だろう。 と、いうよりも。 今現在彼の思案の中心に在るのはそれではない。 彼らの、世界についてだ。 江戸……? 攘夷……? 新選組……? 最後を除けば、聞き覚えが無いわけではない。 例え彼が、上条当麻、土御門元春と合わせて「クラスの三バカ(デルタフォース)」の一角であれど聞き覚えのある単語だ。 無論のこと、徳川家康の代から始まる200年にも渡る動乱の時代、江戸時代だ。 けれど、おかしい。 彼の記憶と――――噛み合わない。 天人ってなんや? それに人の名前がちょいちょい違う……? どういうことや……? 本来、彼らが知っているそれとは、余りにも違った。 彼らがたとえばバズーカなんて便利アイテムを有した記憶があるかと言うと彼には分からないが、少なからずあんな未来的なものではないと予想は付く。 「………まあ」 と、一旦彼は思考を止める。 それはまたあとで考えればいい。 まずはこの二人をどうにかする必要があるだろう、そう言った次第に至った。 「こういうときは一旦両方とも頭冷やした方がいいんやで? そこでどや? おにーさんが一つ提案してやってもいいで」 心内の思案内容とは一変して軽快な口調で青髪ピアスは云う。 さしては新八、神楽両名には違和感を感じさせないほどに当たり前のように一変させた。 ……今まで、陰から当麻の姿をひっそりと守っていた彼にできないことではない。 「な、何かあるんですか………?」 そんな青髪ピアスの言葉に新八が反応した。 彼らは彼らなりに、このままではいけない、と危惧していたところでそんな事言われたら、反応せざる負えないだろう。 だから、青髪ピアスも言葉を返す。 「まあ簡単に言うとな、一先ずは二人は身を離す方がいいと思うで、またしばらく時間をおいた後に再会するといい」 「………確かに一理ありますが、あまりに危険じゃありませんか―――――その、ここが本当に殺し合いの場なら」 「確かにそうやけど………。ま、安心していいやでボクは早々と負けるつもりはないで」 勝つつもりもないけどなー、と心の中で彼は一言。 彼が過負荷であるが為に、敗者の運命には逆らえないのだから。 「………わかりました。確かにこのままだと僕も神楽ちゃんと変な感じになっちゃうだろうから……」 「ま、ダメガネがいいっていうなら私は構わないアルよ」 「ってわけでさ、神楽ちゃん。あの人について行ってくれるかな ―――例えこの人がどんな人であったところで神楽ちゃんなら返り討ちできるだろうしさ」 「全くそんなんだから何時まで経っても新八は志村新八アル。いいアルよ。別に新八のチキンは今に始まったことではないアル」 「いや、どっちかというとこの状況に置いて一人で残る方がよっぽど勇気いるんじゃない!?」 「ふぅ、新八は新八だったアルな」 失笑。 「結局はただ単にテメーが僕を貶めたいだけじゃないか! 何地の文使って失笑とか言ってんだァァァ!!」 「なーんや、盛り上がっとるとこ悪いんやけどなー」 というわけでそこから。 かくかくしかじか。 紆余曲折を経て。 結論が出て(最初から出てたが)、ようやくと言ったところで。 青髪ピアス、神楽のペア。 志村新八の一人はそれぞれと歩みを進めたのであった。 第二回放送時に、またここに集まろう。 そんな約束を契んで――――。 「いや、ワンピースのパクリとかじゃないからね?」 新八は一応そんなことを言っておいた。 ◆ と言った具合で。 新八は一人で暗い平野の中を歩く。 目先の目標は――――どうしようか。 そんな風に悩んでいる次第。 「……大体神楽ちゃんはなんであんなに坂田銀時に肩入れをしてんだろ」 考え出す。 考え中。 考え尽す。 結論、分からない。 そもそも坂田金時が坂田銀時によって傷つけられた時。 同じく神楽も激昂したはずなのに。 そう云う風に考えていた時に。 新八の視界には一つの人影が映る。 「動かないで、動いたら―――殺すわよ」 威圧感たっぷり。 そんな姿の一人の女性。 茶色いローブに身を包み、鋭き目つきは新八を射抜く。 手には何も持ってこそいないが、足元を見ると布陣が展開されている。 新八は、感じ取る。 今までの流れから、銀魂的な流れから。 知り合いと別れて一人になったあとに立つフラグ。 安直で素朴。 されど銀魂はそんなフラグに縋りつく。 新八は、理解した。 これって、もしかしてもしかすると。 「………えー………」 死亡フラグじゃね………? ツッコム声も、冴え渡らず。 一つ息を飲んだとさ、おしまいおしまい。 【一日目/深夜/C-Ⅲ 平野】 【志村新八@銀魂】 [状態]洗脳、健康、精神的疲労(小) [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:殺し合いには乗らない 1:………えーと 2:神楽ちゃん、坂田銀時、青髪ピアスについては保留 [備考] ※金魂編第一訓より参戦です 【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:? 1:? ◆ 似非的な関西弁を喋る高校生と。 胡散臭いチャイナ口調な中学生相応の少女。 赤と青。 そんな二つの頭を揃えながら場の流れにより行動を共にすることになった二人。 ということで会話の弾みが悪いかと言うとどちらかと言えばそうではない。 元より本質的な青髪ピアスの性格は無類の女好きなのだ(男も可)。 そりゃあもう電○文庫半ページを使って語るなどお茶の子さいさい。 空から降ってくる系女の子から。 どんなにショタな男の子だって。 「というわけでボクは先だっていろいろ考えてもうたが、神楽ちゃんって可愛いなあ。 ――――ハッ、もしや君も既にカミやん属性の魔の手に………ああ恐ろしや恐ろしや、これだからカミやんは……」 「うっさい」 一発。 軽く吹っ飛ぶ。 平野であるおかげで、さして傷も少なかったが。 そうは言ったものの。 彼はとある風紀委員(ジャッチメント)の能力を借りて、直ぐ様神楽のところに戻る。 そして直ぐに能力は返す。 顔はあくまで笑顔。 一周回ってかえって不気味だ。 一つ小話。 あまり青髪ピアスとしても、《借りる》という行為はしたくないのだが。 少しばかり事情が変わった。 なにせ、あんな世界を見たのだ。 今まで見たことすらなかった一つの世界。 考えたところで分からなかった。 だから、まずはこの負能力の確実性を確かめることから始めた。 まあ、言われてみるまでもないが青髪ピアスの負能力は強力だ。 故に主催側の方からなにか刺激を与えられても何ら不思議ではない。 例を上げるまでもなく、球磨川禊の過負荷など尤もな対象だろう。 刺激。 薬物投与かもしれない。 能力干渉かもしれない。 それすらも、青髪ピアスは分からない。 (あいつらは確か未来から来たっちゅーとったなあ、だからか他の世界には存在せーへんのか?) そんな仮定をひとまず立てる。 それがマルかバツか。 知るのはやはり主催勢のみなのだが。 「ま、一先ずは―――坂田銀時っちゅーやつとの再会か」 そこで結論も付くだろう。 そう言って前を向く。 視界には一人の少女の姿が映る。 彼は歩みを止めない。 狂いだした上条当麻の存在を救おうと考えている身体は――――止まらない。 【一日目/深夜/C-Ⅲ 平野】 【青髪ピアス@球磨川『学園都市?』】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:上条当麻を救う 1:神楽ちゃんと行動 2:カミやん、坂田銀時との合流 3:球磨川さんは……? [備考] ※エピローグ終了後からの参戦です ※負能力には制限があります。 一:最初に借りられる能力、物質、性質は「とある魔術(科学)の禁書目録(超電磁砲)」の世界のみ 二:最初に見ることのできる能力は、「とある魔術(科学)の禁書目録(超電磁砲)」の世界のみ 三:参加者たちの世界は、その参加者の身体を触れることで見ることが可能と言うこととします 四:三を満たせば、同時にその世界の能力、物質、性質を借りることも可能とします 五:それ以外は見つけ次第追記していきます 【神楽@銀魂】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:殺し合いには乗らない 1:新八……? 2:とりあえずはこいつ(青髪ピアス)と行動してもいい 3:銀ちゃんとの合流 [備考] ※少なくとも金魂編前(洗脳前)からの参戦です 気づいた時には終わっていたという話 投下順 言葉の魂 GAME START 青髪ピアス GAME START 志村新八 GAME START 神楽 GAME START ティア・グランツ
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「ふあーっ、あーあ」 お昼休みも半ばに差し掛かった頃、昼飯用の焼きそばパンを食べ終えた上条当麻は大きな欠伸をした。 教室ではクラスメイトがグループで集まって談笑していたり、外を見れば運動部が部活に励んでいたりもする。教室にいる上条当麻は前者であり、前と右隣の席には青髪ピアスと土御門元春が上条に椅子を向けていた。三人のお決まりのトークタイムである。 「どうしたんやカミやん。午前中寝といてまだ寝足りんの?」 「…にゃー。昨日は深夜までうるさかったからなあ、カミやん」 金髪グラサンの土御門が意味ありげな含み笑いをしていた。 「だぁー、うっせ。昨日、布団に水をこぼしちまって、あんまり寝てないんだよ」 夜は床で寝ているとインデックスがベッドから転がり落ち、不意打ちのボディプレス。その上、体の色んなトコロが密着していまい、朝起きたら噛みつきのオンパレード。銀髪碧眼少女に朝ご飯を十二分に与えていなければ、自分まで朝食にされそうな勢いだった。 「そりゃあ災難だったなあ、カミやん。まあ、日頃の行いの罰として、それくらいは受け取ってもらわんとなあ」 「日頃の行いの罰って何だよ?青髪」 「なははー☆」 青髪ピアスは、両手を挙げて腰をクネクネと軟体動物のように揺らしたかと思いきや、 グバァ!と金髪グラサンと共に身を乗り出してきた。 頬づえをついていた上条はその迫力に押され、思わず後ずさった。 「な、何だよ?」 不気味な笑顔を浮かべたまま接近してくる青髪男と金髪男。ツンツンとした黒髪男は言い知れぬ恐怖を感じる。 「カミやーん、先週の日曜日、ショッピングモールで手つないでた常盤台の女の子は誰なんや~?夏休み最終日の子とまた違ってやんかー?」 「そうだぜー、カミやん。カミやんの軽率な行動は彼女いない歴=年齢の同胞(オレ)たちを裏切ることになるんだぜい?」 「なっ!あれはっ…」 「ツインテールの可愛いらしい子やったなあ。あーあ、カミやんはあと何本フラグを立てたら気が済むんや」 眉間にシワが寄った笑顔の青髪ピアスはポキポキと腕を鳴らしている。 「あ、あれは『風紀委員(ジャッジメント)』の人で、別に強制フラグイベントみたいなドッキリドキドキなモノでは全然無いですヨ!?」 「それもフラグの一つですたい。カミやんはそうやって幾つものフラグを立てては女の子を傷つけているんだぜい?」 「おい、土御門。お前何言って…」 「それは。私も賛同」 不意に後ろから声が聞こえた。 「おわぁっ!!姫神!?いつの間に!?」 「ついさっき。何やら。面白そうだったから。何となく来た」 「…ここにも上条フラグが」 呪いの言葉を吐くように呟いた青髪ピアスを見た土御門は、ポケットから『何か』を取り出し、青髪ピアスに手渡した。 スコーピオンの柄が入った装飾品。銀色に輝く爪のような形をしており、鎧の一部のような印象を受ける。 「…あのー、土御門サン?その禍々しいブッタイは一体何ですう?」 「それ。通販で。見たことある」 「気が利くやないか土っちー。何や、知らんのかカミやん?これは『でこピン』用の装備品や。酒瓶も一発で粉々になるスグレモノなんやで♪」 右手の人差し指に装着すると、青髪はカシャカシャと音を立てて、でこピンをする素振りを見せていた。上条に笑顔を向けたままで。 「って、おいいいィ!!何なんだこの空気は!?カミジョーさんが何となく『でこピン』を喰らってしまうという強制イベント突入ですか!?」 金髪グラサンは逃げ出そうとする上条の肩をつかんだ。振り返ればキラリと輝くサングラスに金のネックレス。親指を突き立てた左手。 笑顔が語っていた。 逃げられないぜい☆、と。 「そ、そんな!いくらフラグが立とうがそれから何も進展しない駄フラグオンリーばかりの不幸少年カミジョーさんですよ?ただ女の子と手を繋いでたからってテテテッイデェ!?」 上条にものの見事に土御門のヘッドロックが決まった。 「『ただ』女の子と手を繋いでたって言ってる時点で十分ムカつくんダヨ。その言葉もっぺん言ってみ?ん?」 「あががががががっ!ひ、姫神、ヘルプミー!」 だが、神様は残酷だ。 ぽん、と肩を叩かれる。 「君は。一度。制裁を受けるべき」 唯一の救世主から、死刑宣告が下った。 突然、教室が静かになった。 周囲の異変に気づいた姫神と青髪ピアスは廊下に視線を向けた。 「え?」 二人は目を丸くした。 それを見た土御門も視線を向けた。 腕の力が緩んだ隙に、土御門のヘッドロックから抜けられた上条は折り曲がった学ランを戻しながら、息を正していた。 「っ、ぷはーっ。土御門、本気でやるなよ!って、ん?」 クラスメイトの視線が集まる方向へ上条は目を向けた。 上条はギョッとした。 高校の教室には相応しくない人物がいた。 そこには4,5歳程度の少女が立っていた。 「うー、ここドコー?」 不安な顔で呟く少女。背丈は1メートルもない。 黒い瞳に黒髪のショートヘアー。白いワンピースを着ていた。 少女はキョロキョロと辺りを見回す。誰かを探しているようだった。 クラスメイトの人たちが対応に困る中、一人の少女が近寄った。 姫神秋沙である。 「君は。どこから来たの?ママは?」 膝を折り、優しく話しかけた。 突然、話しかけられたことで少女は動揺した。 「…ふ、ふえっ」 「大丈夫。落ち着いて。何も。しないから」 姫神はそっと少女の頭を撫でた。 「…ほんと?」 「うん。本当」 その光景を見ていたクラスの三バカ(デルタフォース)は、姫神の評価をググッと上げている。 「優しいなぁ、秋沙ちゃん。なかなかレベル高いでぇ、彼女」 「…すっげえイイにゃー。あの少女」 「…土御門、犯罪の匂いがするぞ。お前」 「でも誰なんや。あの子。…まさか、カミやんフラグじゃないやろうな」 上条はその少女の顔を見た。 「ンなワケ無えだろ。俺も知らないよ」 見覚えは無い。先生の子どもか何かだろうと考え、『でこピン』強制イベントをどう切り抜けるか思案していたところ、 ふと少女と目が合った。 今度は少女が目を丸くしていた。 何故だろう。上条は嫌な予感がした。 「あっ。ちょっと」 姫神を通り越し、少女は走り出した。 「あれ?あの子、こっちに来とるぞ。土っちー、知り合いか?」 「いんや、知ら…」 「パパー!」 少女はそう言って笑顔で上条当麻に抱きついた。 「……………………………………………………………………………………………え?」 絶句する上条。凍りつく姫神と青髪ピアスと土御門。時が止まる教室。 「…うみゅう?どうしたの、パパ?」 無垢な少女は上条を見上げながら呟いた。
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【作品名】キューブフィットアドベンチャー 【名前】ゲームキューブ男 【属性】人間 【大きさ】ゲームキューブを持った成人男性 【攻撃力】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを軽々と持つことができる 【防御力】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを傾けたり振ったりしてもしばらく息切れしない程度の体力がある 【素早さ】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを持っていても素早さが落ちず通常通りの行動ができる 【長所】ゲームキューブを軽々と持てる 【短所】それだけ 971◆n0qGxROT0Q 2022/06/05(日) 17 15 27.00ID QBGq4F2m ゲームキューブ男考察 ゲームキューブを持った成人男性 ×サバイバー大和 認識できないので投石負け ×青髪ピアス 鍛えた男子高校生は厳しい ○おふくろの味の成人男性 鍋より強いだろう ○鳩山ルーピー由紀夫 ブーメランで殴るより強いだろう ○ノートパソコン男 ノートパソコンより強いだろう ○★男 リコーダーより強いだろう 青髪ピアス >ゲームキューブ男>おふくろの味の成人男性